借入の返済余力(毎月いくら返すことになるか)
融資で見落とされがちなのは、借りられる額ではなく返せる額です。利息は経費になりますが、元本は税金を払ったあとの利益から返します。毎月の返済額が、いまの利益のどれだけを占めるのかを先に確かめます。
計算の考え方
元利均等返済として計算しています。毎月の返済額は「借入額 × 月利 ÷ (1 −(1 + 月利)の −返済回数乗)」で求めます。月利は年利を12で割った値です。
据置期間の間は利息だけを払い、元本は減りません。そのため、据置が長いほど据置後の毎月の返済額と利息の総額は大きくなります。
利息は経費になりますが、元本の返済は経費になりません。元本は税金を払ったあとの利益から出ていくので、「毎月の税引後利益 > 毎月の返済額」でなければ、手元の資金は減っていきます。
この計算で分からないこと
- 保証料(信用保証協会の保証を付ける場合)、印紙代、繰上返済の手数料は含んでいません。実際の返済額は金融機関の返済予定表で確かめてください。
- 変動金利の場合、将来の金利上昇で返済額が増えることがあります。金利が 1% 上がった場合の返済額も試しておくと安全です。
- 借入で買った設備の減価償却費は、利益を押し下げる一方で資金は出ていきません。返済の原資を見るときは、利益に減価償却費を足し戻して考えてください。